「受験のときは、どんな服装をしていけばよいのだろう」

大学受験における学生募集要項には、服装についてしっかり言及されていないことが多いため、上記のような疑問を抱いてしまう受験生は数多くいます。

TPOをわきまえた服装をしていかなれば、ともすれば減点の対象になる可能性もありますから、受験時の服装については一定の知識を身につけておく必要があるでしょう。

そこで今回の記事では、大学合格を目指すすべての受験生の方々へ向けて、受験に適した服装のほかにも配慮しておきたいポイントなどについて解説していきます。
 

受験生はどんな服装で大学受験に臨めばいい?私服の割合は?

さっそく本題に入っていきましょう。

受験生の方々は、大学受験の際にはどのような服装で臨めばよいのでしょうか。

本項では、受験生が大学受験に臨む際に推奨される服装について解説していきます。

大学の面接試験でなければ服装は私服でも大丈夫

受験生の方々が大学受験へ臨む際の服装は、基本的に学校の制服が推奨されます。

なぜなら、学校の制服であれば悪目立ちすることもありませんので、少なくとも減点の対象になることがないからです。

とくに、面接試験の場合などは服装もチェック項目の一つになりますから、無難な服装を心がけるのがよいでしょう。

ただ、共通テストなどの学力試験の場合に限っては、私服でもかまいません。

派手過ぎず、そしてアクセサリーも身につけないのであれば、服装にとりわけ気を使う必要もないでしょう。

実際に、学力試験時における受験生の私服の割合は多く、全体の半数以上が私服で受験に臨んだというデータもあります。

受験生の方々にあっては、ご自身の好きな方の服装を選択して受験に臨み、持てる力を全力で出し切ってください。
 

大学受験に挑む受験生の最適な服装は?スーツはダメ?

さて、大学受験における服装の基本ルールを押さえたところで、今度はさらに踏み込んだ知識をインプットしていきましょう。

ここでは、大学受験に挑む受験生の最適な服装について、より深みのある情報を4点ピックアップして紹介していきます。

プリントが施された服装は受験生への誤解を招く

先ほどは、基本的に私服でもかまわないという主旨のことを説明しましたが、カンニングをしていると勘違いされやすい服装もあるため注意が必要です。

たとえば、英語や漢字がプリントされたものは、その最たる例とも言えるでしょう。

英語と漢字は、みなさんもご存知のとおり、共通テストの入試で出題される問題にも含まれています。

そのため、英語表記や漢字表記が入り混じった服装をしていると、あらぬ疑いをかけられてしまいかねません。

そうなってしまってはトラブルのもととなり、最悪の場合、これまでの努力が水の泡になってしまうおそれもあります。

そのため、学力試験での服装には無地のものを選ぶなどの工夫をしなければなりません。

受験生の方々はこのことを念頭に置いて、正しい服装選びの基準としてください。

受験生には体温を調節しやすい服装が便利

受験生の方々が試験に赴く場所は、なにも土地勘のある場所だけとは限りません。

ときには遠方の大学へ進学するために、遠出をすることもあるでしょう。

そういった際には、遠征先での気温を判断しづらくなってしまうケースが多くみられます。

したがって、気温を読み間違えてしまい、結果として風邪をひいてしまう可能性もあります。

また、風邪をひかないよう厚着をしたことが仇となり、試験中に暑さを感じてしまい十分なパフォーマンスを発揮できないこともあるでしょう。

このような事態を避けるための服装としては、着脱がしやすいものがおすすめです。

たとえば、ベストを着用するよりはカーディガンの方が着脱がしやすいため、体温の調節に適しています。

また、私服のパーカーなどの場合も、上から被るプルオーバータイプのものよりも、ファスナー付きのジップアップタイプのものが推奨されます。

受験生の方々は、このような例を参考にしつつ、試験時の服装には体温調節に便利なものを選んでみてください。

【面接試験】受験生の服装・身だしなみは清潔感に配慮しよう

学力試験における受験生の服装は私服でもかまわないということは、ここまでも述べてきたとおりです。

しかし、面接試験の場合は、基本的に学校の制服が推奨されます。

では、学校の制服で面接試験に臨む場合、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。

学校の制服で面接試験に臨む場合、最も気をつけておきたいことが服装や身だしなみの清潔感です。

面接試験は受験生の人となりをチェックする試験ですが、人間性は服装や身だしなみにもあらわれるため、面接官としては重要な確認項目としてとらえています。

そして、この清潔感をともなう服装・身だしなみへ配慮する場合、男性の受験生の方では下記の項目をよく意識しましょう。

  • 髪型はなるべく短髪にカットして、ワックスなどで軽くセットする
  • ブレザーの場合は、できるだけシンプルなベルトを着用する

た、女性の受験生の方の場合は、

  • メイクやヘアアレンジは最小限にとどめる
  • 髪型はなるべく短めにカットする
  • スカートの丈はひざ丈くらいにする

といったことがあげられます。

また、男女共通の服装・身だしなみの配慮事項としては、

  • アイロンがけは必ず行っておく
  • 靴の汚れはクリーナーでしっかり落とす
  • シャツのボタンはすべてとめる

などを意識してみてください。

一見して当たり前のことばかりのようにも思えますが、当たり前のことを当たり前にするのは案外難しいため、これらが出来ているだけでも大きな印象アップにつながるはずです。

制服ない私服校・浪人生の場合はスーツでもOK

制服のない私服校や浪人生の方々の場合、どのような服装で面接試験に臨んだらよいか悩んでしまうのではないでしょうか。

このようなケースでは、スーツを着ていくことをおすすめします。

そして試験時の服装にスーツを着ていくときは、なるべくシンプルなものを選ぶように心がけましょう。

奇抜な色やシルエットの服装では、やはり減点対象になりかねません。

また、スーツで面接試験を受けるときにも、清潔感にとりわけ配慮する必要があります。

上でも取り上げた、アイロンをかけたり靴の汚れをしっかり落とすなどの項目を実行し、基本的なことはすべてこなしてから面接試験に挑んでください。
 

【大学受験当日】受験生が服装のほかにも配慮したいポイントは?

ここまでは、受験生の方々の服装についてフォーカスして解説をしてきました。

しかし、受験のときには、服装以外にも配慮しておきたいポイントがあることも事実です。

とくに、受験当日に持っておくと役立つアイテムなどは、覚えておいて損はないでしょう。

そこで、こちらの項では、受験生が大学受験の当日に携行しておくと重宝するアイテム類を、取り上げてまとめました。

使い捨てカイロは大学受験の必需品

最初に取り上げるのは、使い捨てカイロです。

共通テストをはじめとする大学受験は、主に厳冬期に行われます。

そのため、体温の維持はパフォーマンスを発揮するための絶対次項の一つとなります。

そんな体温の維持のために役立ってくれる存在となるのが、使い捨てカイロです。

使い捨てカイロは受験当日の試験会場はもちろんのこと、屋外でも寒さを緩和してくれるアイテムですので、持っておくだけで非常に役立ちます。

受験時はちょっとしたお菓子でエネルギーを補給

人間の脳のエネルギーとなる栄養素は、ブドウ糖です。

このブドウ糖は糖質を摂取した際に体内で生成されるものですが、頭をフル回転させるとたちまち消費してしまいます。

そのため受験のときは、ちょっとしたお菓子で脳のエネルギーを補給してあげることをおすすめします。

一時的な栄養補給ですので、糖質を含んでいればどのようなお菓子でもかまいませんが、できれば個包装されているものや、ひと口サイズのものがよいでしょう。

このようなお菓子であればすぐに食べられて、かつカバンなどにしまうのも簡単ですから手軽に利用できます。

受験生は飲み物の事前用意が基本

多くの大学には敷地内に大学生協が設置されていたり、校舎内に自動販売機が設置されています。

しかし、大学受験では多くの受験生が一堂に会するため、大学生協や自動販売機の飲み物が瞬時になくなってしまうことも珍しくありません。

「飲み物は試験会場で買えば大丈夫」、のように思いつつ試験を受けたが最後、飲み物を購入できずに試験中に苦しい思いをしてしまう可能性もあります。

したがって、受験生の方々には飲み物を事前に準備しておくことを強く推奨します。

中学・小学校受験と同じ!ハンカチとティッシュは忘れずに

これは服装や身だしなみの項目にも通じることですが、受験当日はハンカチやティッシュも忘れずに準備しなければいけません。

ハンカチやティッシュは、服装についた汚れを落とすのにも役立ちますし、鼻をかんだりする際にも必要になります。

また、これはレアケースですが、鼻血が出てしまったときにも必ず必要になります。

まるで中学、小学校の服装・身だしなみのチェック項目のようでもありますが、これも基本中の基本の一つです。

受験生の方々が大学受験に挑戦するときには、服装を整えるとともにハンカチやティッシュも忘れずに携行しましょう。
 

受験生は適切な服装と持ち物で大学受験に確実に合格しよう!

今回の記事では、大学受験での合格を目指すすべての受験生の方々へ向けて、正しい服装にまつわる情報や、受験当日に重宝するアイテムの情報を解説してきました。

受験生の方々の服装は、学力試験は私服でもかまいませんが、英語や漢字がプリントされたものなどは服装に取り入れないよう注意しましょう。

また、面接試験での服装は清潔感などを意識することが大切です。

ほかにも本記事では、服装や持ち物に関する重要ポイントを数多くまとめてきましたので、ぜひ実践して大学合格に役立ててください。

投稿者 rainbowex42

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