高校受験や大学受験を控えて、不安でたまらなくなるという学生は多いです。

受験生に共通する悩みなので、誰しも抱えていると言えるでしょう。

しかし、不安が強くなり過ぎてしまうと、勉強にも影響が出てしまいます。

『合格できるはずなのに、不安が強くなり受験に失敗してしまった』ということが起こらないためにも、不安な気持ちを上手に付き合っていく必要があるでしょう。

この記事では、受験でどうして不安になるのか、そしてどのように不安を解消していけばよいのかをお伝えします。
 

なぜ大学受験生は不安でたまらなくなるのか

受験勉強をしながら、『とても不安だ』と感じている学生もいるでしょう。

不安といっても感じ方は一人ひとり異なります。

そして、何に対して不安を感じているのかということも異なります。

受験生の多くが抱える不安として、プレッシャーや友達との比較、成績や点数が思うように伸びないということは共通しやすい点です。

プレッシャーを感じる

模試でどれだけ良い結果が出ていたとしても、本番を終えるまでプレッシャーから解放されることがありません。

模試の結果が良く、これで大丈夫だと一時的に思えたとしても、本番が近づくと『どうなるだろう』『本当に大丈夫だろうか』『ミスするかも』というような不安が出てきてしまうのです。

模試の結果が悪かった場合、「合格できないかもしれない・・・」とさらにプレッシャーがかかるでしょう。

適度な緊張感は必要ですが、プレッシャーが大きすぎると本来の実力を発揮しにくくなってしまいます。

また、親からのプレッシャーを感じるケースもあり、この場合、『親の期待に応えられなかったら』という不安も出てきてしまいます。

友達と比較される

受験勉強では、友達との比較もされやすいです。

友達の模試の結果が良く、自分が結果を出せなかったという場合、友達のほうが優秀に見えてしまい自信を無くすこともあるでしょう。

友達だけでなく、まわりの受験生全員が自分よりもとても優秀に見えてしまい、「自分だけ受からないかも・・・」と不安を感じてしまいます。

成績や点数が思うように伸びない

一生懸命勉強しているのに思うように成績や点数が伸びない場合、不安が出てきてしまいます。

「どうやったらうまくいくのだろうか・・・」と悩んでしまうでしょう。

思うように結果が出ていないと、模試を受けている最中でも不安になってしまいやすいです。

やってきたことが間違っているのかもと自信を無くしてしまう人もいます。
 

大学受験が不安で起こることとは

受験が近づくにつれて、不安が増しているという場合、精神的に追い詰められてしまいがちです。

そのようなことが起こると、不安な気持ちからイライラしたり、泣いてしまったり情緒不安定になりやすいです。

そして勉強や日々の生活にも影響が出てきてしまいます。

下記のような症状が出ている場合は、受験うつにつながってしまう可能性もあるため注意しなければいけません。

泣く・イライラする

プレッシャーが大きすぎて、ちょっとしたことでイライラしたり泣いてしまうという場合、気持ちが不安定になっている可能性があります。

このような時、少しだけ気持ちを整えるために休めれば良いのですが「もっと勉強しないと」と自分に追い込みをかけてしまう人もいます。

追い込みをかけてしまうと、それがさらにストレスとなり、思うように結果が出ないと、全部どうでもよくなるような気持ちになってイライラしてしまったり、突然泣いてしまうなどがあるでしょう。

勉強ができない

不安が大きすぎると、勉強が思うように進まないということが起きてしまいます。

不安な気持ちから集中力が出にくくなってしまうのです。

ストレスや心配事が不得手しまうと、そのことが頭をよぎる時間が増えてしまうので、勉強に集中できません。

勉強に集中できないことがさらに焦りやプレッシャーとなってしまい悪循環です。

寝付きが悪くなる

不安や緊張が続くと、交感神経の働きが活発になってしまい自律神経のバランスが乱れます。

自律神経のバランスが乱れると眠れなくなってしまうということも起きやすいです。

特に、夜は不安な気持ちが出てきやすくなってしまうので、寝る前にそのことを考えてしまうと、なかなか眠りにつけないということが起きるでしょう。
 

受験での不安解消法する方法とは

受験勉強をしていくなか、様々な不安が出てきてしまうものです。

不安が出てきてしまうことは自然なことなので、悪いことではありません。

しかし、その不安がどんどん拡大してしまい自分でどうにもならなくなってしまうと、体調面にも支障をきたしてしまいます。

また、不安から勉強が手につかなくなる可能性も出てきてしまうのです。

そのようなことにならないためにも、不安を解消していくための方法を知っておきましょう。

ここでは、自分でできる不安の解消法から、人の力も借りて解消する方法までお伝えします。

不安の原因をノートに書き出す

不安になった時は、まず不安の原因をノートに書きだしてみてください。

なぜノートに書きだすのかというと、何が不安なのか客観視しやすくなるからです。

頭の中で考えていても、どんどん不安が膨らんできてしまうだけで、整理することができません。

これをノートに書きだすと、不安の中身を整理しやすくなるのです。

例えば、不安の原因が「数学の点が伸びていない」ということだったとします。

するとこの不安から「このまま数学の点が伸びないかもしれない」「志望校を変えないとだめかもしれない」などの不安も湧き上がってしまうかもしれません。

しかし、後から出てきた不安は、事実とは異なります。

数学の点が伸びていないということは事実ですが、それ以外はまだ分からないことです。

悩みがどんどん膨らんでしまいさらに不安にならないようにするためにも、ノートに原因を書き出しましょう。

メンタルノートをつくる

不安を直視するために、メンタルノートをつくるのがおすすめです。

受験を成功させるためには、勉強の時間管理も大事ですが、実はメンタルもとても影響します。

メンタルノートをつけることで、自分の気持ちを整理することができます。

また、ノートを見て過去を振り返ることで、自分の成長にも気づくことができ、自信につながります。

では、メンタルノートには何を書けばよいのかですが、長文を書くのではなく不安や今のメンタルを1行以内の箇条書きでまとめましょう。

長々と書いてしまうと、自分の不安をさらに増やしてしまいます。

箇条書きした後は、その解決策を横に記入します。

メンタルノートは、1日1回5分ほどの時間を取って書いてみましょう。

ストレス発散をする

不安を解消するためには、適度なストレス発散も重要です。

勉強漬けになってしまうと、ストレスがたまり、そして不安な気持ちも増えやすくなってしまいます。

運動をしたり、好きなことをする時間を作ることも意識しましょう。

1日のスケジュールの中で、自由時間を設け、その中で好きなことをしてみてください。

友人や家族に相談する

不安になったら、友人や家族に相談するのが良いでしょう。

聞いてもらうだけでも気持ちが軽くなります。

アドバイスをしてくれることもあるかもしれません。

受験を経験したことがある兄弟姉妹がいる場合、きっと同じような不安を乗り越えているはずなので、良いアドバイスをもらえるかもしれません。

名言や励ましの言葉などで元気をもらう

受験勉強で不安を感じたら、有名人・著名人の名言を読んでみるのもおすすめです。

ヒントが沢山ありますし、前向きな気持ち、勇気をもらえます。

ここでは元気をもらえる名言をいくつかご紹介します。

イチロー

「逆風は嫌いではなく、ありがたい。どんなことも風がなければ次のステップにいけないから。」

どんな逆風も乗り越えたことで次のステップに進めるという言葉は、行き詰っている時に勇気をもらえるでしょう。

マイケルジョーダン

「私は大事なショットを外した後のことなんて考えたことがない。もし考えたならいつも悪い結果を思ってしまうからさ。」

失敗した時のことを考えてしまわないようにしようというアドバイスです。

松下幸之助

「失敗すればやり直せばいい。やり直してダメなら、もう一度工夫しもう一度やり直せばいい。」

失敗を恐れなくて良いということを伝えてくれています。

志望校を見学してみる

不安な気持ちを和らげる方法として、志望校を見学してみるということもおすすめです。

志望校を見学すると、合格した後の自分をイメージしやすくなります。

合格した後の自分をイメージできれば、勉強のモチベーションにもつながるでしょう。

自分へのご褒美を用意する

受験勉強を頑張っている自分のためにご褒美を用意してみるのもおすすめです。

「1週間頑張ったから、○○のスイーツを食べよう!」「このテキストをやり終えたら見たかった映画を観に行こう」というようなご褒美を用意することで、勉強を頑張った後の楽しみが作れるため、モチベーション持ちを下げずに勉強しやすくなります。
 

まとめ

受験に対する不安は、誰もが抱えているものです。

ただ、その不安を大きくしてしまわないためには、対処していく必要があります。

自分ひとりでできることと、まわりの協力を得て解消していく方法がありますので、ぜひ不安を感じたらご紹介した方法を実践してみてください。

少しずつ不安な気持ちを和らげて、受験を成功させましょう。

投稿者 rainbowex42

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