大学受験を控えている受験生の方々にとって、合格のために必要な学習量を確保をすることは最優先事項の一つです。
しかし、受験勉強だけに偏った毎日を送っていては息がつまってしまい、かえってストレスを溜め込む要因にもなりかねません。
そこで、ゲームなどの娯楽をストレス解消のためのツールに用いている方も多いはずですが、息抜きのためにゲームをする際には、いったいどれくらいの距離感を保ちながら付き合えばよいのでしょうか。
今回の記事では、このような疑問にお答えするための、受験勉強とゲームとを両立させるためのポイントなど様々な情報をお届けしていきます。
大学受験生はゲーム禁止?受験失敗の原因にはならない?
まずは、そもそも大学受験生はゲームをしてもよいのかどうか、という点に立ち返って考えていきましょう。
結論から言いますと、大学受験生であってもゲームはプレイしてもかまいません。
冒頭でも触れたとおり、受験勉強だけに偏った毎日を送っていては、息がつまってしまいストレスのもととなるからです。
そこで本項では、ゲームをすることで得られるメリットについて解説していきましょう。
どうしてもゲームしたいときのストレスを解消できる
何度も繰り返し述べていますが、受験生が勉強だけの日々を送っていては、ストレスの要因にもなってしまいます。
そして、ストレスがあまりにも蓄積しすぎると「受験鬱」などの危機的な疾患にかかってしまうこともあります。
そのため、「どうしてもゲームがしたい!」という欲求を無理矢理に抑え込んでしまうことは、かえって悪手にもなりかねません。
適度なゲーム時間であればストレスが貯まり過ぎることを抑制する効果もありますので、普段の勉強との両立が上手にできれば、大学受験生にとって大きなメリットとなってくれるはずですし、受験失敗を回避するための有効な手段にもなってくれるはずです。
肉体的な疲労をゲームでリカバリーできる
受験勉強は、その性質上、必然的に長時間にわたって机に向き合うことになります。
そして、そういった時間が長く続けば続くほど、身体中の筋肉はこり固まってしまい、肉体的な疲労が蓄積していきます。
肉体的な疲労は大学受験生の勉強のパフォーマンスにも影響を与えますから、きちんとリカバリーしなければなりません。
そういったときにも、ゲームは非常に役立つツールになり得ます。
ゲームを通じてリラックスをすることで全身の緊張がほぐれて、肉体的な疲労を素早くケアすることができます。
大学受験生必見!勉強とゲームを両立させるおすすめの方法続いて、本記事の主なテーマとなる、勉強とゲームを両立させるための方法について解説していきましょう。
本項では、大学受験生のみなさんが、勉強とゲームを両立させるために役立つおすすめの方法を、5点ピックアップしてまとめました。
時間を決めてゲームをプレイすることが両立のための重要ポイント
最初に紹介する、大学受験生の方々が勉強とゲームとを両立させるためのおすすめの方法は、あらかじめ時間を決めてからゲームをプレイするというものです。
ゲームは受験にまつわるストレス解消のための一助となることは、先にも述べたとおりですが、最初にプレイ時間を決めておかないと、いつまでもダラダラとゲームに没頭する原因にもなります。
無駄にゲームをし続ける時間が増えてしまっては勉強がはかどらず、大学受験の合格が遠のいてしまうことは言うまでもありません。
したがって、大学受験生の方々が休憩でゲームをする際は、あらかじめプレイ時間を決めておき、規定の時刻がきたらすぐに気持ちを切り替えるように意識しましょう。
ゲームジャンルを限定して短時間で終わらせる
ひと口にゲームと言っても様々なジャンルがあることは、みなさんもご存知のはずです。
アクションゲームやRPG、シミュレーションゲーム、アドベンチャーゲームなど、例をあげ出したらきりがありません。
そんなゲームのジャンルですが、息抜きとしてプレイする際には短時間で終わらせられるものを選びましょう。
RPGやシミュレーションゲームのようなジャンルのものは長時間のプレイが前提となりますから、前述したような、「ダラダラプレイ」の要因にもなり得ます。
おすすめのゲームジャンルとしては、パズルゲームやカードゲームのような1ゲームを短時間ですませられるものがよいでしょう。
短時間で切り上げられるものであれば、よい気分転換になり、休憩後の受験勉強にも大いに役立ちます。
ときにはゲーム禁止の日も設けてメリハリを維持する
受験勉強の中休みとしてのゲームは有益にもなりますが、ときにはゲームを禁止する日も設けてメリハリを維持することも必要です。
これは、ゲームにあまりにも依存してしまうことを防止するための措置です。
昨今、「ゲーム依存」という言葉が広まっているように、ゲームの依存性は国連でも問題視されています。
実際にゲームに依存するあまり職を失ってしまい、日常生活が破綻してしまった方も少なくありません。
上記のような例はいささか極端かも知れませんが、大学受験生の方々も、ゲームに依存しすぎると落第の危険性が高まってしまいます。
そのため、あえてゲーム禁止の日を設けて意識的にメリハリを維持する必要があるのです。
ゲームはなるべく日中に終える
大学受験生の方々は、ゲームをする時間帯も意識しましょう。
なぜなら、スマホしかり一般のモニターしかり、ゲームの画面は強い光を放つため脳へ多大なる刺激を与えてしまうからです。
そして脳へ刺激を与える行為は、安眠を妨げてしまう行為にもつながります。
そのため、夜間にゲームをしてしまうと睡眠の質を低下させてしまい、翌日以降の受験勉強に悪い影響を与えてしまいます。
したがって、大学受験生の方々がゲームをする際は、なるべく日中にプレイして夜間における脳への刺激を最小限にとどめるように心がけましょう。
ゲーム開始までのハードルを高く設定するのもおすすめ
「どうしてもゲームに手が伸びてしまう欲求を抑えられない」、そんな大学受験生の方は、ゲーム開始までのハードルを高く設定することもおすすめです。
たとえば、ゲーム機の本体やソフトはクローゼットや押し入れにしまい込んだり、モニターの電源を抜いておけば、ゲームをプレイしたいという欲求が生じたときも、いちいち機器をセットするのが面倒になります。
また、スマホのゲームが好きな大学受験生の方は、勉強の前後の時間帯だけ電源をオフにして、すぐに起動できないようにしておくことも、ゲームへの欲求をコントロールするための助けとなります。
いずれにせよ、ゲームを開始するための手順を増やしたり、物理的に遠ざける方法をとることで、ゲームから上手に意識を離れさせることができますので、ぜひ一度試してみてください。
勉強とゲームを両立させるうえでの注意事項
最後に、受験勉強とゲームとを両立させるうえでの注意事項についても、解説していきましょう。
こちらの項では、大学受験生の方々が受験失敗をしないためにも踏まえておきたい注意事項を、2点取り上げていきます。
「ログインだけ」は大学受験失敗のもと
スマホゲームの多くには、「ログインボーナス」というものが設定されています。
ログインボーナスとは、ログインした際にゲーム内通貨などの特典がもらえるシステムの総称です。
ログインしただけで何らかの特典が得られるのですから、多くのユーザーは、「とりあえずログインだけでもしておくか」といった軽い気持ちでゲームにアクセスします。
しかし、ここに大きな落とし穴が潜んでいることは言うまでもありません。
ゲームが好きな方がログインだけでやめられるはずもなく、ついつい「一回だけならゲームをしてもいいや」という気になってしまうからです。
そして、気がつけば長時間にわたってゲームをしてしまうといったケースも、少なくありません。
そのため、「ログインだけ」という心持ちでゲームを起動させてしまう行為は、受験失敗の大きな要因になるのです。
大学受験生の方々にあっては、ログインだけですまそうという甘い気持ちは心の中にしまい込んで、先述のとおり、あらかじめ決めた時間内でゲームをプレイするようにしてください。
やめる時期にはゲーム断ちに徹する
ゲーム禁止の日を設けることの効能は、前項でもお伝えしたとおりです。
この方法のよいところは、ゲームをやめる時期にはゲーム断ちに徹せられるようになる、といったものもあります。
たとえば、模試や学校の試験の前などは、集中的に学習に励まなければなりません。
こういったときに、ゲーム禁止の日を設けるための習慣づくりができていれば、スムーズに学習だけに集中して取り組めるようになります。
受験生の方々にあっては、ゲームをやめる時期にはきちんとやめられるよう、日ごろからゲーム禁止の日を設けるクセを身につけておいてください。
受験生は勉強とゲームを両立させて受験失敗を回避しよう
今回の記事では、すべての大学受験生の方々へ向けて、ゲームとの上手な付き合い方にまつわる情報をお届けしてきました。
まず大学受験生の方々がゲームを息抜きに用いるメリットには、ストレスの解消や肉体的な疲労のリカバリーができることがあげられます。
そして、大学受験生が勉強とゲームとを両立させるための方法には、時間を決めておくことやゲームジャンルを限定するといったものがあげられました。
加えて、注意事項も2点ピックアップして解説してきましたが、これらの情報を総合して日常に生かすことで、上手に受験勉強とゲームとの両立が図られるようになるはずです。
受験失敗を回避するためにも、今回の記事をよく参考にして、あなたの宿願成就のための一助としてください。