受験生のみなさんもご存知のとおり、受験シーズンでは長期間にわたる学習が要されます。
なにしろ複数の教科を深く学ぶ必要がありますから、これは大学受験でも中学受験でも言えることです。
そこで受験生の方々の多くはどこかで息抜きをしたいと感じるはずですが、はたして映画やドラマを見ることは望ましい行為と言えるのでしょうか。
今回の記事では、そんな疑問にお答えするとともに、映画やドラマを見るのであればどんなものがおすすめなのかについて解説していきます。
受験生が息抜きで映画・ドラマを見るのはNG？
さて、そもそも受験生が映画やドラマを見ることは、はたして望ましい行為と言えるのでしょうか。
まずは、この疑問点から解消していきましょう。
結論から言いますと、たとえ受験生であっても映画やドラマを観賞してはいけない、といったことはありません。
大学進学を目指す受験生であっても、中学受験を控えている受験生であっても、どこかで息抜きは必ず必要です。
その選択肢の一つとして映画やドラマを加えることは、ストレス解消の一助となり得ますから、適度な範囲であれば活用してみてもよいでしょう。
受験シーズンの間であっても、映画やドラマを見ることは決していけない行為ではありませんので、受験生の方々にあっては安心して観賞してください。
受験生が見るべき映画・ドラマTOP7！息抜き作品を一覧で紹介
上述したとおり、たとえ受験生の方々であっても映画やドラマを見ることはまったく問題ありません。
そこで本項では、大学の受験生や中学の受験生などを対象として、おすすめの映画やドラマ作品をランキング形式で紹介していきましょう。
どの作品も勉強の息抜きには最適なものばかりですので、気になるものがあったら一度観賞してみてください。
第1位：2023年も大人気！受験ドラマの決定版「ドラゴン桜」
引用：TBS
受験生におすすめの映画やドラマの中でも第1位となるのが、受験ドラマの決定版の「ドラゴン桜」です。
ドラゴン桜は、マンガ雑誌である「モーニング」が原作となっているドラマです。
内容は、元暴走族の弁護士である桜木健司が、ある三流高校を東大合格者を多数輩出する進学校へと変えていく物語となっています。
同作品の名台詞として、「世の中のルールは頭のいいやつに都合のいいように作られており、勉強しないやつはそれに騙されつづける」というものがありますが、これは世の中の理不尽さと厳しさを端的に言いあらわした言葉です。
この言葉に胸を打たれた生徒たちが奮起して、東大合格を目指して努力を開始するストーリーですが、作中では受験のテクニックや勉強方法が、随所にちりばめられています。
そのため、東大を目指す受験生はもとより、あらゆる受験生にとって非常に参考となる作品として高い評価を得ています。
どの映画やドラマを息抜き作品にしようか迷ったときは、まずはこの作品から観賞してみてください。
第2位：落ちこぼれ女子の受験逆転ストーリー「ビリギャル」
引用：TBSチャンネル
落ちこぼれ女子が大逆転をする受験劇を描いた映画作品が、「ビリギャル」です。
本作品は偏差値30で学年、最下位の少女が、ふとしたことがきっかけで慶応義塾大学を目指すことになる物語です。
慶応義塾大学の入学のための偏差値は70程度ですから、「お前では無理だ」と周囲から止められるのですが、彼女はかたくなまでの強い意志でこれを完遂します。
合格を勝ち取るまでには七転八倒があるわけですが、短期間で偏差値を上げるテクニックも紹介されているため、奮闘する主人公を応援しつつも学習のためのスキルが学べます。
現在、勉強の成果が振るわず悔しい思いをしている受験生には、主人公の頑張る姿に勇気づけられる作品となっていますので、こちらの映画も大変おすすめです。
第3位：受験生ドラマの金字塔「受験のシンデレラ」
引用：NHK
笑いあり、そして涙ありのスポ根ドラマをお探しの方には、「受験のシンデレラ」がうってつけ。
本作品は、腕利きの講師として有名な五十嵐透と、落ちこぼれ受験生の遠藤真紀が東大進学を目指すというシナリオのドラマです。
五十嵐の「生まれつきの頭のレベルに差はない」という名台詞には、多くの受験生が共感を覚えました。
物語の主な内容としては真紀が東大合格をはたすために、努力に努力を重ね続ける様子を描いたものですが、受験用のテクニックも多数、紹介されていることから、受験生の方々のよい手本にもなるはずです。
またストーリーのギミックとして、上述したスポ根要素のほかにも恋愛要素もあるため、ラブストーリードラマを息抜き用にしたいといった受験生にも適しています。
第4位：アマゾンプライムで見るなら「ヒストリーボーイズ」！
引用：Amazon prime
低価格で多くの映画やドラマを見ることができる、アマゾンプライム。
そんなアマゾンプライムからランクインした受験生向けの映画が、「ヒストリーボーイズ」です。
本作品はイギリスで制作された映画ですが、ローレンス・オリヴィエ賞やトニー賞をはじめとして、6部門もの賞を総なめにした名作中の名作です。
内容としては、オックスフォード大学やケンブリッジ大学への進学を目指す生徒を、若手教師のアーウィンが指導するといったものですが、そのテクニカルな指導方法が大変な話題を呼びました。
教師が生徒を導き、そして生徒たちも教師の気持ちに応えて成長する様子は、多くの受験生の方々のハートをキャッチするはずです。
コメディ要素も多分に含まれていますので、サクッと映画を観賞したいという受験生の方にはとくに推奨します。
第5位：息抜きに見るには最適の映画「キューティ・ブロンド」
引用：Amazon prime
自信に満ちた人間には、誰しも心をひかれるものです。
本作「キューティ・ブロンド」は、そんな自信あふれる主人公が、一流大学のロー・スクールへの進学を目指す物語です。
主人公は、ストーリーが開幕した当初は一流大学にはまったく届かない学力でしたが、前述した「自信」をたよりに猛勉強を開始。
そして友人たちの助けもあり、最終的には目的の大学へ進学をはたします。
本映画は、学友と協力している様子が色濃く描かれた箇所が数多く見られますので、受験生の方々にとっては、友人の大切さが身にしみて理解できる内容になっています。
友人たちとの交流をより一層、尊く思える作品となっていますので、すべての受験生にとってためになる映画となるでしょう。
第6位：あの名作受験生ドラマがついに映画化！「ドラゴン桜2」
本ランキングの栄えある第1位に輝いたドラマのドラゴン桜ですが、実は「ドラゴン桜2」として映画化もされています。
物語の舞台設定は、主人公が東大合格者の輩出をはたしてから10年後。
主人公が教えていた高校の東大合格者が、なんと0名になってしまったところからはじまります。
基本的な内容としてはドラマ版のドラゴン桜を踏襲したものですが、それゆえに受験生にとって学びとなる学習メソッドも多く見ることができ、本作も大変高い興行成績をあげました。
ドラマ版のドラゴン桜を観賞して満足できた方は、ぜひ本作の楽しさも味わってみてください。
きっと受験生の方々のモチベーションアップに役立つはずです。
第7位：親のありがたみがわかる受験生向けドラマ「下剋上受験」
引用：TBS
受験戦争では、なにも受験生だけが戦うわけではありません。
受験生の周りには様々な人がいて、日ごろから本人を支えてくれています。
そんな受験生を支えるサポート役の最たる人と言えるのが、両親ではないでしょうか。
両親の支援なしに入試を突破することは、多くの受験生にとって無謀とも言えるチャレンジです。
本作「下剋上受験」は、そんな親のありがたみにフォーカスした受験生向けのドラマとなっています。
ストーリーは偏差値41の主人公が難関学校を目指すという、一見してありふれた内容ですが、ほかの作品と大きく違うのはノンフィクションドラマであることです。
ノンフィクションドラマならではの、リアルな物語には途方もないほどの説得力があるため、「オレ（私）だってやればできるんだ！」と思わず奮起せずにはいられません。
「事実は小説よりも奇なり」を体現した、迫真のドラマを観賞したい受験生の方は一度ご覧になってみてください。
受験生が映画・ドラマを見るうえでの注意点
上でもお伝えしたとおり、受験生が映画やドラマを見ること自体には何の問題もありません。
しかし、大切なのは受験勉強と両立させるためのメリハリをつけることです。
たとえば映画を見るときは、まとまった時間を事前に確保しておくといった、スケジュール管理が必要です。
またドラマに関して言えば、あらかじめ観賞する話数を決めておくことも重要でしょう。
なぜならドラマのラスト部分には、視聴者が次回も観たくするための「仕掛け」があるからです。
この仕掛けにのってしまうと、ダラダラと観賞し続けるきっかけとなってしまいます。
映画やドラマを見るときには、あらかじめ上記のことがらに配慮しながら、楽しい時間を過ごせるように計画してください。
受験生は映画・ドラマを適度に見ることを守り息抜きにつなげよう
受験生の方々が映画やドラマを見ること、そのものには何の問題もありません。
むしろよい息抜きとなるため、映画やドラマは受験生の方々にとってプラスに働きます。
このことから本記事では、受験生におすすめの映画やドラマについて紹介してきました。
どの映画やドラマも、受験生の方々にとっては最高の息抜きになるものばかりですので、ご自身の好みに合いそうなものからセレクトしてみてください。
適度に映画やドラマを楽しんで、受験勉強をより一層スムーズに進めていきましょう。
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