お子様が受験生なのに勉強をしているように見えない・・・
そのように感じている親御さんは、「本当に大丈夫なのだろうか」「どうして早く勉強しないのだろうか」というように不安を感じているのではないでしょうか。
そして、だんだんイライラしてしまいストレスが溜まってしまうという場合もあります。
ストレスが溜まりお子様と喧嘩してしまっては、親子関係が悪くなってしまう可能性もあるので、イライラをぶつけるのは避けたいものです。
この記事では、受験生なのに勉強しないお子様は何を考えているのか、そしてそのようなお子様に対して親が取るべき行動とはどのようなものなのかということをお伝えします。
受験生なのに勉強しない理由
受験生なのになかなか勉強しようとしないお子様は何を考えているのか気になりますね。
お子様が受験勉強をしない理由はひとつではありません。
ここでは、いくつか考えられる理由をまとめておきます。
受験のことをよく理解していない
受験についてよく理解していない場合、「なんとかなるだろう」「必死にしなくても合格できるだろう」「みんな進学できているし大丈夫」と思ってしまっているお子様も多いです。
そのような軽い気持ちで過ごしているので、勉強にもなかなか身が入りません。
しかし、実際はそんなに簡単ではなく、志望校に合格できなかったというお子様もいるのです。
受験とはどのようなものなのか、簡単に合格できないのだということを、お子様にも知ってもらう必要があるでしょう。
授業についていけない
受験生なのに勉強していないお子様は、授業の内容についていけていない可能性があります。
受験に必要な学力を身につけるためには、基礎がとても重要です。
しかし、基礎の段階でつまずいてしまっていて、その部分を分からないまま進んでしまうと、学校の授業についていけなくなってしまいます。
こうなると、受験勉強もとても時間がかかりますし、なかなかやる気も出ないでしょう。
勉強が嫌い・やる気がない
そもそも勉強が苦手だったり、やる気がないといざ受験勉強を開始しても、集中力が途切れてしまいなかなか身につきません。
勉強の仕方や勉強時間の組立について考えなおす必要があるでしょう。
ストレスが溜まっている
部活や習い事などもしている場合、それに追加して受験勉強もしなければいけません。
やらなければならないことが多いので、知らないうちにストレスを抱えていることもあるでしょう。
また、友達との比較や、合格できなかったらどうしようというプレッシャーなどからもストレスが溜まります。
試験の結果に満足している
受験の前には、模擬試験があります。
模試の結果が良かった場合、それを過信してしまい、勉強がおろそかになる可能性があります。
しかし、模試は本番ではありませんので、模試で良い点だからといって、合格できるとは限りません。
思春期を迎えている
「勉強しなさい!」というように親から言われてしまうと、勉強したくなくなるのが子供の心情です。
「勉強しなさい!」という言葉は、勉強していないお子様に対して、ほとんどの親御さんが言っているのではないでしょうか。
思春期は、親に反抗しやすい時期でもあるので、この言葉を言ってしまうと、なかなか勉強してくれなくなるでしょう。
高校受験を控えている中学生の親が取るべき行動
高校受験を控えている中学生の親御さんがお子様に対してどのように接するのが良いのかまとめてみました。
お子様のやる気を引き出し、何とか勉強をして欲しいという場合は、これからご紹介する方法も実践してみてください。
親子間でコミュニケーションをとる
高校受験で合格するためには、良好な親子関係が重要となります。
親子間でのコミュニケーションの時間は取れているでしょうか。
お子様が悩んでいるなら相談にのってあげるなど、話を聞いて味方でいてあげることが大事です。
また、お子様が結果を出したときは、きちんと褒めてあげましょう。
一緒に志望校を選ぶ
志望校を決める際、親御さんが勝手に決めてしまっているケースがあります。
しかし、お子様のやりたいことやすすみたい道が、その志望校で叶うのかどうかということも検討したうえで決めなければいけません。
行きたいと感じた学校に対して、親も一緒に理解を深めていくことが必要です。
目標を立てる
勉強しないお子様の中には、どうしたらいいのか目標が立てられていないということもあげられます。
目標がないと、どのように勉強すれば良いか分からないですし、なんのために勉強するのだろうとなってしまいます。
そこで、ゴールを一緒に設定してあげましょう。
ゴールを決めることができれば、そこに向かって勉強を進めていくことはできます。
勉強しやすい環境をつくる
自宅で勉強することが多くなりますので、環境は快適に整えておきましょう。
テレビやゲームの音が漏れないように工夫する、家族が勝手に部屋に入らないようにするなどの工夫が必要です。
大学受験を控えている高3の親が取るべき行動
大学受験を控えているお子様がいる親御さんの場合、将来のことでも不安を抱える年代なので、よりしっかりとサポートしてあげなければいけません。
お子様の様子をよく見て、適切な対応をしていきましょう。
推薦入試を提案する
お子様がなかなか勉強しない場合、推薦入試を提案してみるのもひとつの方法です。
推薦入試にすることで、最低限の勉強で済む可能性があるからです。
ただし、推薦されるためには条件があり、高校で部活や勉強を頑張っていなければいけません。
高校からしっかりと勉強できていれば推薦入試で入学できる可能性もあります。
「浪人させてあげられない」と伝える
大学受験と大学の入学にはお金がかかってしまいます。
金銭面で負担を感じてしまうご家庭もあるでしょう。
言い過ぎはNGですが、勉強しないお子様のやる気を駆り立てるために「浪人させることはできない」とはっきり言うのもひとつの方法です。
今年しかないと思うと、勉強する気になるケースもあります。
受験生が勉強しないときの対処法Q&A
受験生が勉強しない場合、親はどのような行動をとれば良いのでしょうか。
様々な対策がありますが、本当にその対策を取って大丈夫なのか・・・という不安は出てきてしまうでしょう。
ここでは、勉強しない時の対処法をまとめておきます。
スマホなどは取り上げても良いのか?
スマホをみている時間が長いお子様は、勉強に集中できないということが多いです。
文部科学省が調査した結果では、スマホやゲームをしている時間が長い人が、学力テストの正答率が低いということも言われています。
しかし、スマホを取り上げてしまうということはあまりおすすめできません。
取り上げることで、反抗したくなり余計勉強しなくなるということが起きやすくなります。
また、親子喧嘩が絶えなくなるというようなことも起きてしまうかもしれません。
お子様と話し合ったうえで、スマホを使う時間を見直す方向にすることが大事です。
勉強しなくても受かったりする場合はあるのか?
勉強しなくても受かるということは、よほど学力が高く、どのような応用問題でも解く力が身についているという場合だけです。
それでも、毎年出題されている問題が異なるので、過去問題を沢山解いて、どのような傾向があるのかということは分析していなければいけません。
そのため、まったく勉強していないという場合は、受験に合格できる可能性はほぼないのです。
まとめ
お子様が受験勉強をしていないと、親としては不安になってしまうのも無理ありません。
しかし、不安から喧嘩になってしまうのは、もっと良くないため、お子様と二人三脚で受験合格を目指すという気持ちで、毎日のサポートを行ってみてください。